標準形を用いた2階常微分方程式の解法
ふくほです。
2階常微分方程式の
標準形を用いた解法について
分かったことをまとめます。
以下、微分方程式を
とします。
1. 解の形を決める
上記の微分方程式の解が
の形で表されるものとします。
(以降、とします。)
すると
となります。
2. 代入してひとつの関数を求める
先程求めたを
(1)に代入します。
(詳しい計算過程は割愛)
についてまとめると
となります。
ここで、の項を消去するため
(は1組求まればよい)
とします。
(4)より、は1階の微分方程式であるから
これを解いて、
となります。
(は1つ決まればよいため、
任意定数は0としています。)
3. 左辺第3項を整理してもう1つの関数を求める
(3)の左辺第3項の括弧内を
(4)を用いて整理します。
これを代入して整理すると
のようになります。
(6)を(3)に代入して
両辺をで割ると
という形の微分方程式ができあがります。
この形を2階線形微分方程式の標準形と呼びます。
ここからを求め、との積を求めれば
(1)の一般解が求まるのです。
最後に
相変わらず章立てが難しいです。
微分方程式の解法、何とかして簡単な形に
帰着するものが多いですが、
その簡単な形からさらに
解を求めることが大変なので
しんどいなと個人的には思っています。
微分方程式わかりたい。
数学わからん。