2階常微分方程式の特殊解の求め方
ふくほです。
2階常微分方程式の
同伴方程式の基本解2つがわかっている場合の
一般解をの求め方について
わかることをまとめます。
今回扱う微分方程式は、全て
とします。
計算過程は端折ってるところが多いですが
自力で導出できるようにしたいので
ある程度は丁寧に書いたつもりです…。
2つの基本解をとします。
まず、初めに結果を示します。
特殊解をとおくと、
ここで
です。
(1)の一般解は、を用いると
(但し, は定数)
となります。
では、の導出過程を示します。
まず、余関数であるのを
の関数とおいて
とします。
すると
となります。
ここで、とおきます。
(は1つ定まればよいのでこうしても問題ありません。)
これを適用させて
が導かれます。
(5) (8) (9) を (1) に代入すると
が求まります。
最後に (7) (10) を連立方程式として解きます。
これを解くと
となるから
となります!
この結果を (5) に代入すると (2) と同じ結果が得られます。
以上から特殊解を導くことができました。
最後に
初めてこれ見たとき、「え、これ覚えるのか」と思いましたが
導出過程をしっかり頭に入れておくと
そんなにしんどくない気がしてきました。(ほんとか?)
(ちなみに私、三角関数の加法定理も一時期全て導出していました)
数学わからん…