ふくほのひとりごと。

高専生が勉強したことの自分用メモ。

大学編入体験記(vs専攻科/阪大/京大)

久しぶりのブログだ……。ふくほです。
高専の5年生になり,大学編入試験を受けたので,そのことについて書きます。
使った参考書と科目別の具体的な勉強法は,別の記事にまとめています。もしよかったらそれも見てください。↓

後で書きたいことができたら最後に「追記n」として続けていきます。
すごく長い記事になるので,適当に読んでね。

受験校と志望動機

受験校は以下です。

第一志望は京都大学です。昔ELCASを受講したときは楽しかったし,京都に通いたいと思ったからです。
ずっと大学編入を意識していて,東大か京大に行けたらいいな~と思っていたところ,東大は教養科目の履修が京大と比べてキツそうだとTLを見てなんとなく思ったのと,関東はこてこての関西人である私の肌に合わないと感じたので,東大志望をやめました。記念受験しようかなと思ったのですが,東大受験にかかわる費用は全額小遣い負担になったのと,調査書などの申請が面倒だったのでやめました。
専攻科は実質進級するだけなので心身の負担が少ないし,学費も大学と比べると安いので受けました。
大阪大学は,関西圏では特にレベルの高い大学だし(関西から出たくない),面白そうな学科があったので受けました。

受験結果は,すべて合格でした。ほっ。

受験前の過ごし方とか

上述の通り,大学編入自体は高専に入ったころから意識していました。
私は中学生のころから体調を崩しやすく(詳細は割愛),高校に進学して大学受験するという選択肢で勝ち進んでいけるのか不安だったので,試験まで時間があってかつ科目が少ない編入試を選んだという側面もあります。(当時本当にここまで意識してたかは,忘れた)あと私の年から共通テスト導入だったので,逃げたかった。
実際,高専の1,2年では体調が悪くて学校に出られない日が多かったので,高校に行ってたらまともに進学できてなかったんじゃないかと思います。2年生の時は休み過ぎてちょっと留年しそうになりました。3年になると,そろそろ慣れてきたのと,春にコロナ1波がやってきたので,家にいる時間が増え体調が悪い日が減ってきました。なので,大学編入試の勉強は3年生の春からゆっくり始めました。

3年

数学ばっかりやってました。
とりあえず微積線形代数の予習をして,編入向けの問題集をオンライン授業中の空いてる時間にゆっくり解いてました。オンライン授業最高。後期は応用数学の予習を数学の授業中とかにやってました。本質を全然理解してないまま,とりあえず問題集を解いていた感じでした。
微積の予習は,アウトプットとしてブログに書いたりもしていました。微分方程式の解法とかね。(過去のブログとか探すと見れます)
TOEIC 公開テストを申し込みましたが,コロナで流れました。(そもそもなんで申し込んだんだっけ……。)

4年

春にTOEIC IPを受けました。鉄壁で単語の確認した以外はノー勉でした。625点でした。
また,冬には学年でTOEIC IPを集団受験しました。このときも鉄壁以外何も使ってません。675点でした。私はもっと英語を頑張れ……。

6月くらいにiPadApple Pencilを買いました。高かったですが,通学電車でも勉強ができるようになって最高です。電車でレポートに使う図を描いたりもできます。
初等力学と電磁気は,ちょっと授業の先取りをしながら,問題集を解いてました。
応用数学の試験の平均点が低くてちょっと頑張って勉強したので,応用数学が得意になりました。
4年生になってからもオンライン授業になったことがあったので,3年の時に解いていた数学の問題集を解きなおしていました。

この頃は出願資格はありませんが,京大の出願書類を請求してみました(テレメールなのでらくらく)。調査書のフォーマットを見て震えました。





5年になる前の春休み

そろそろ本格的に受験勉強をしようと思い,バイトをしばらく休ませてもらうことにしました。無収入生活の始まりです。

化学の対策を始めました。ずっと化学は苦手だし好きになれなくて後回しにしていたので,他の科目と比べると手を付けるのが遅かったです。有機化学と理論化学の本を買ってちょっと勉強しました。数学の問題集も一冊増やして解いてました。


vs TOEFL

3月末に,京都大学に提出する用のTOEFL iBT を受験しました。受験料が円安も相まってすごく高かったです。なんか今の円安は当時と比べ物にならないようなことになってるけど……。過去編入TOEFLを使った先輩方は3回くらいTOEFLを受けてますが,私はそんなにお金を書けたくなかったので頑張って1回でせめて60は超えたいな~と思っていました。
3週間くらいで4技能全てを勉強したので疲れました。ここ数年鉄壁以外ほとんど読んでいなかったので英語の勉強方法がわからなくなったし,長文を読むと頭が痛くなったので,ずっと後回しにしていたらいつの間にか試験日が近づいていました。とりあえず鉄壁と,TOEFL用の単語帳(3000単語くらい)に載っていた単語をQuizletで詰め込みました。(短期間で一気に覚えるのは苦手じゃない)他にもちょっとだけ演習をしました。
Speakingにめっちゃ苦労しました。普段英語を喋ったりしないし,時間制限が厳しいし……(軽度な吃音を持っているので,45秒で喋り切るのが無理でした)

当日は大阪の中津に受験に行ったのですが,外は雨だし,迷子になるしで大変でした。拘束時間も4時間くらいですごく疲れました。チョコレートなどの糖分を休憩中に摂取することができるので必ず持って行くようにしましょう。カフェインも必要だと言っている人もいますが,利尿作用があるので摂りすぎは良くないと思います。(試験中にトイレに行くのは厳しいので)私はダースチョコとポカリスエットを朝コンビニで買って,休憩中に飲んでました。
TOEFL後,15時に食べたお昼のステーキが最高でした。

スコアは……

やっぱりSpeakingが一番ダメでした。Listeningは知ってる化学の話が出たので,英語はあんまり聞き取れなかったけど持ってる知識で問題を解いたらなんかWritingよりも点数が高くてびっくりしました。英作文は頑張ったのになぁ。



5年 4~6月

学校が始まってしまいました。授業と通学で体力的に大変でしたが,周りも進学モードだったので捗りました。
周りの人と専攻科の過去問の答え合わせをしながら,専攻科に出る専門科目(電気回路,電磁気)の復習をしていました。
気が向いたら他の科目の演習もしてました。
5月に20歳になったので,週末の夜たまにお酒を飲んだりしてリラックスしていました。

またこの頃,受験校の出願及びその準備が大変すぎて毎日泣きそうになってました。郵便制度も普段使わないので頭を抱えました。(まじで年賀状くらいしか送らないので)20歳,はじめてひとりで切手を買う……。
私はこれにかなり気力を吸われたので,大学を7個とか受けてる人は本当にすごいなと思いました。


vs 専攻科(6/18)

6月の真ん中に,専攻科入試がありました。コロナ対策で,当日の朝は体調チェックシートを提出するのですが,記入するの忘れててめっちゃ焦りました。幸いにも会場に持って行ってたので,その場で書いて出しました。
試験科目は数学と専門科目(電磁気,電気回路)でした。

数学は答えのみ記入するスタイルです。途中で計算ミスがあれば地獄を見ますが,記述に気を遣わなくていいので楽でした。基礎的な問題が多かったです。1問目に出てきた分数関数,2週間くらい前に受けた数学特講の試験と全く同じで面白かったです。極値とグラフの概形を覚えていたのではじめなにも計算せずに記憶で答案用紙を埋めました。わろた。
試験時間は90分だったのですが,50分で全部解ききったので暇でした。余った時間はもう一度計算をしたり(特にヘシアンとか間違えやすいので),シャーペンをくるくる回したり,時計を眺めたりしてました。

専門科目は爆死しました。電磁誘導の向きを間違えたり,コンデンサに定常電流を流してしまったりしました(なんで?)。
今年は,今までになかった磁気回路問題が出ました。回路は作れたのですが,なんか途中経過をどう書いていいかわからなかったので答えだけぼんぼん書きました。点数入ったのかな。後から考えると,根本からいろいろ間違っていることに気づいたので,多分半分くらいしか取れてません。欠点です。

合格発表の日は緊張のせいかおなかが痛くてしばらくトイレにこもっていました。まあ,合格できてよかったです。



5年 7月前半

専攻科の合格発表まではやる気が出ず,ぼーっとしていました。発表後は,7月の真ん中に阪大の入試があったため,急いで阪大の過去問を5年分くらい解きました。この頃まで,阪大基礎工は毎年力学で剛体を出しているということは知りませんでした。物理は力学,電磁気学,熱力学から2問選択なのですが,基本熱力学は捨てるスタイルで勉強しました。カルノーサイクルと気体分子運動論の問題だけ解けるようにしておきました。(勉強できる文献が多かったのと過去問を見るとよく出てたので)専門科目は2年分解いてあとは眺めただけでした。
英語は相変わらず鉄壁と過去問以外何もしませんでした。中学生の時と高専1年生の時しかまともに英文法の勉強をしていないので,英語の勉強方法を忘れました。



vs 阪大(7/9,10)

試験中にずっとセミが鳴いててうるさかったです。会場には時計がないのですが,時計を持って行くのを忘れて詰みました。体調チェックシートは(専攻科でどきっとしたので)忘れずに書いてから持って行ったのに。時間配分は感覚と腹時計で何とかしました。試験科目は英語,数学,物理,専門科目(応用数学)でした。

まずは英語でした。英訳は宇宙空間に進出しまくってるドローンのことと、人工知能の透明性っぽいことについてでした。高専向けだなあと思いました。それっぽい日本語を書きました。
長文は、(あの Wordle の)New York Timesの引用でした。動物を使って人間の習慣を実験するという(?)話でした。こういったトピックはほとんど読まないので楽しかったです。(解けたとは言ってない)
英作は、PCの内蔵マイクでリモート会議とかしてると音質落ちるよねみたいな話があり,コロナ禍ならではだと感じました。とりあえず書ききりました。

次は数学でした。1問目の微積では、全微分、接線、接平面を求める基礎的な問題がまずありました。その後,接平面が必ず通る点を求める問題がありました。はじめは怯みましたが,解けました。阪大の特徴なのか,最後の問題以外は典型問題な気がします。
2問目の線形代数は、線型写像が出ました。いい感じに誘導がかかっていて解きやすかったです。ほとんど計算するだけだったので,ここは10割取れたと思いたいです。
3問目は確率分布に関する問題でした。誘導がかかっていたのですが,最後のエントロピー(熱力学のやつじゃなくて,情報理論で出てくるアレ)を最大化するような確率分布を求める問題がいまいちよくわかりませんでした。とりあえず誘導がかかっていたので二項分布だと仮定して係数を計算しました。明らかに記述不十分です。後から調べたら,条件が2つある時の1変数関数の条件付き極値に帰着させたらよかったみたいです。面接が終わった後にわかって虚無になりました。

その次は物理でした。力学は例年通り剛体が動いてました。今年は剛体振子。序盤は典型問題でしたが,最後はあまり自信がないです。
電磁気は、まさかのローレンツ力によって回転する電荷の問題でした。去年受けた学校の試験問題にそっくりだったのでラッキーでした。電荷、くるくる〜。二階微分方程式を解く過程がめんどくさく,とても長いと感じたので,ラプラス変換を使って解きました。振動とか回転の運動方程式ラプラス変換を使うと解きやすいのでおすすめです。(口頭試問とかで聞かれるかもしれないので理論も理解しておくと尚良い)
熱力学は図だけ見て,何もわからなかったので,問題文も読まずにそっと閉じました。

最後の応用数学は,2問から1問(小問5個くらい)選択でした。小問の1~3は、ちょっと面倒な微分方程式を解く問題でした。ロンスキアンとか畳み込みを使ってごり押したら解けました。求まった解を微分方程式に代入したところ合ってたので,間違ってないと思います。4,5はフーリエ級数展開をして、そこから非自明な級数を求める問題でした。書く量が多すぎて、解答用紙が足りませんでした。奇関数だったのでなるべく計算量を減らしていく方針で頑張りました。合ってるか不安です。

試験後には机の上が消しゴムのカスだらけになっていました。普段iPad & Apple Pencilでundoばっかり使っているので,消しゴムで大量にこするとすごく疲れました。消しゴムのカスを回収してくれた人と友達になりました。本当にありがとう。

翌日には,面接がありました。名目上は口頭試問ですが,数理科学コースは前日にペーパーテストがあったのでそれについて少し突っ込まれる程度でした。時間は全員15分くらいだったみたいです。聞かれたことはうろ覚えですが,こんな感じでした。

  • 志望動機
  • 試験の出来はどうだった?

→まずまずですかね。(ここ,私はこう言っちゃったんですが,試験でミスしたところを挽回するチャンスだったらしいので自己採点をちゃんと言った方がよさそうです)

  • 英語は得意か?

→苦手意識はないけど得意かといわれると怪しいです。(試験結果見てるはずなのになんで聞かれたん?)

  • 英語論文を読んだりしないのか?

→最初は自力で頑張るけど,機械翻訳使っちゃいます(笑われた)

  • 数理科学の分野の中では,特に何に興味がある?

→全部ですが,特に微分方程式です

→解をプロットすると綺麗なので好きです

→昔習ったけど忘れました(爆死。半年前にやったけど微塵も復習していなかったので散りました)

  • 今まで参加した外部のもの(情報科学の達人とかELCASとか)は,どのように数理科学と繋がっていた?

→(よく考えると外部のやつはあんまり数学数学してないので,あまり繋がってなくね?と感じてしまい,爆死)

他にもあったかもしれません。部屋に入ると,目の前に昨日の試験問題がありました。面接官の先生方は9人くらいで,全員何か書類を持っていました。(調査書とペーパーテストの結果かな?)9対1は初めてだったのですごく緊張しました。

あと,面接でめっちゃ英語のこと聞かれたんですが,そんなに英語の試験が悪かったんでしょうか。「英語論文は機械翻訳を使っちゃいます」,って話をすると笑われたので,あわてて「でも機械翻訳が誤訳をしてないかはある程度確認をしています!」というともっと笑われました。カバーになってなかったです。機械翻訳の誤訳確認をちょっとしているのは本当です。

怖かった気持ちはありましたが,あの阪大で試験を受けられるというのはとても貴重な経験で,楽しかったです。受験会場で友達もできたのでよかったです。(その子も受かったのでとても嬉しい)


合格発表の時間は授業中で,自分の番号があることを確認した後は手の震えが凄かったです。


5年 7月後半 ~ 8月

例のごとく,阪大合格発表までぼーっとしてました。発表後も,合格してると思ってなかったのでびっくりしてしばらく勉強が手につきませんでした(言い訳)。合格報告で一番びっくりしてたのは母でした。

さて,新型コロナの感染がまた拡大してる中,定期試験を何とか終えて夏休みに突入しました。阪大から合格をもらっているのもあってか,あまりやる気が全然出ずぼーっとアニメを見たりしていました。周りもほとんど進路が決まり,置いていかれた感じがすごかったです。ちょこちょこ復習したり,京大の過去問を解いたりしていました。この頃アニメ合計6クールくらい一気見したなんて言えない……。

vs 京大(8/30,31)

ラスト受験は本命の京都大学でした。京都で一人暮らしをしている仲のいい友人の家に泊めてもらい,そこから大学に向かいました。
今年の工学部受験生は全体で15人(出願したのは18人で,3人辞退(体調不良?))でした。緊張で試験の序盤は胸焼けがすごかったですが,数学の試験に集中してたらいつの間にか消えてました。
初日の試験科目は数学,物理・化学でした。

まず数学。120分で大問は4つでした。微積分が2問,線形代数が2問,確率が1問でした。線形代数は,3次正方行列の固有値を求めたり対角化するだけの一見簡単な問題ですが,真ん中に文字が含まれていたのですごく計算ミスを煽られました(引っかかったかも)。微積は,ほとんどやるだけの問題でしたが,一問だけ留数定理を利用する広義積分(因数分解でごり押したら解けるけど大変)があり,方針は書いたものの解答を書ききれませんでした。
確率は,感染症に関する問題でした。偽陽性とか偽陰性とかの話が出てきて面白かったです。ベン図さえ描ければ難しくない問題でした。

次に,物理・化学。物理と化学を合わせて120分でした。物理と化学それぞれに問題冊子と回答冊子があるので,机の上に4冊も冊子があり管理が大変でした。
物理は,平面で楕円軌道を描いている質点についての考察でした。基礎的です。電磁気は,今まで見たことのない穴埋め問題でした。電磁誘導と定常状態のRLC回路の融合問題でした。運動方程式が立てられたら問題ありません。(多分)最後の,インダクタのエネルギと運動エネルギと位置エネルギを x-Uグラフに示す問題がありました。割と電磁気に関してはかなり場数を踏んだつもりでしたが,見たことない問題で計算するのが楽しかったです。(計算したら,位置エネルギは直線,運動エネルギは放物線,インダクタのエネルギは位置エネルギと運動エネルギの差になりました,合ってるか知らんけど。)

化学は,熱力学,無機,有機の3問構成でした。熱力学はよくわかりませんでした。(断熱過程の仕事とか知らなかった)無機は,SrTiO の単位格子に関する問題でした。配位数と,結合距離を求めるだけだったので簡単でした。有機は,グルコースの還元性以外はだいたい分かったような気がします。(グリニャール試薬の問題がちょっと怪しいかも)化学に関しては,3割あれば万々歳だと思っていたのですが,半分は取れた気がします。(本当に?)


試験終了後に,消しゴムのカスをどこに捨てたらいいかわからずおどおどしていたら,同じくおどおどしていた子と友達になれました。すごく嬉しいです。


翌日は口頭試問でした。口頭試問とはいえ,ほぼ普通の面接でした。聞かれたことを書いておきます。

  • 学部卒業後の進路はどう考えている?

→博士課程に行けたら行きたいけど,経済面などで厳しかったら修士卒で就職して企業で研究開発したい(できるのかな)

  • 数理工学コースの志望動機は?

→2年くらい前に編入した先輩から履修要覧を見せてもらい,計算機と数理の履修を強く推奨する科目の中でよりおもしろそうだと思ったのが数理だったからです

  • 卒業研究は何をしてる?

→秘密(面接ではちゃんと研究背景から利用手法まで答えました)

  • 去年高専祭で作ったものについて説明して

→CNNで犬と猫を学習させて,そのモデルに人間の顔を突っ込んで,モデルがどう判定するのかを楽しむっていうおもちゃを作りました

  • CNNってすごく便利なんだね

→確かに便利だし,転移学習などを用いると精度が上がることもあるけれど,そうすると中が完全にブラックボックスになってしまうので怖さもあります。もっとCNNの中を勉強していかないといけないと思います

  • ELCASでどんなことしたの?

ラグランジュの運動方程式を三項間漸化式に近似して倒立振子を制御する,ということと,ソリトンセルオートマトンPythonで実装して交通渋滞のシミュレーションを行うということをしました

  • 情報科学の達人って何?どうやって選ばれたの?

→NII主催のGSCで……(ここで詳細は割愛,気になる人はググってください)選考は過去の実績などの作文でした

→一応最後まで答えはしたけど計算合ってるかわからないです……

→今回の編入試で出た範囲は主に3年生で習った内容ですが,この頃オンライン授業だったのもあり,ほとんど独学してわからないことはTwitterの大学生に聞いていました

  • 学校の先生には質問しようと思わなかったの?

Twitterで大学生に聞く方が気軽なので…

  • 独学ではどんな参考書を使ってたの?

→マセマのことを話すとちゃんとした専門書の方がいいよ~,余談ですがと言われた


他にもあった気がしますが,印象に残ったのはこんな感じです。あまり難しいことは聞かれませんでした。ずっと和やかな雰囲気でした。形式的なこと(前半)を聞かれてからCNNとかELCASとかの話になったのですが,面接後半ですごく話が盛り上がってみんなで笑ったりもしていました。なるべく聞かれたことにだけ答えるのではなく,そこから先生たちが興味のありそうな内容に話を膨らませるように意識していました。(~の授業あるの?って聞かれて,ありますとだけ答えても味気ないので,ちょっと補足するとか)
それに,試験結果はほとんど筆記で決まると聞いていたので,多少変なことを言っても大丈夫だろうと気楽な気持ちでいました。実際それがちょっとした笑いになったので悪くなかったです。



合格発表の日は合否に関わらず精神状態が正常ではなかったので,カラオケに行き,カラオケの中で合格発表を見ました。ヒトカラ料取られました……。自分の番号あった……。





最後に

編入試験対策は早めにした方がいいです……。試験が近づいてくると,「今詰め込んでも試験本番で出るかなんてわからないし…」ってモチベが下がります(私の場合)。直前じゃなくてもモチベが下がる時がよくあります。そんな時は,罪悪感を覚えるくらいだらけましょう。1日でアニメ1クール以上見るとか…。精一杯だらけると,さすがに勉強しないとまずいな?って思えるはずです。

また,編入界隈で言われがちなことを言うと,勉強時間が長いほど成果が出るというわけでは決してないです。期間は長い方がいいと思うけど。よく,1日何時間勉強してるの?って聞かれるのですが,時間は計ってません。(やる気があった日のiPadのスクリーンタイムは普通に10時間を超えるし,やる気のない日は10分やったかすら怪しい)(昔Study Plusをやっていたのですが,時間で満足したらダメな気がしてやめた)
やる気が出たときにどれだけ知識を吸収して,またそれを外に出すかが重要だと私は思っています。嫌々やっても何も頭に残りません。実際,私は中学の時に保健体育でやった柔道のルールとかもはや何も覚えてません。ずっとやる気が出ないのなら勉強なんて必要最低限以外はしなくてもいいとさえ思います。

あとはなんだろう……。試験,意外と楽しいです。遠足気分で,気楽にいきましょう。試験会場で他高専の人と知り合いになれると嬉しいし,あんまり周りを敵だ敵だと思いすぎることはない気がします。少なくとも京大と阪大の編入試は定員制じゃなくてボーダー制って聞きました。今まで解いた問題集のどんな問題とも(パターンは同じでも数字は違うはず)違った問題を,高専よりも大きい大学で解ける!映画の公開日にるんるんで観に行くようなもんです。

最後に,大事な試験の前はく寝ましょう。夜の9時に布団に入るのが目標くらいで。当日の体調はかなり大事です。

ということで,このブログはそろそろ終わりにします。冗長ですみません。
何か気になることがあれば,Twitter(@fukuro_hoho)にDMしてくれると,(私のペースなので遅いかもしれませんが)お答えしようと思います。
では。