ふくほのひとりごと。

高専生が勉強したことの自分用メモ。

ラグランジュの微分方程式

ふくほです。
ラグランジュ微分方程式について
わかることをまとめます。

1. ラグランジュ微分方程式とは

  y' = p \tag{1}
として
   
p = f(p) x + g(p)
\tag{2}
の形で表されるものを
ラグランジュ微分方程式といいます。

2. 解くための大まかな方針

(2) の両辺を x  微分した方程式を
  x  p  微分した方程式
とみなして  p の関数 x  を求めます。
そして求めた  x   p の関係式を
  p について解きます。
最後に (2) から  p を消去することで
 x    y の関係式
即ち一般解が求まります。

3.ラグランジュ微分方程式を解く

まず、(2) の両辺を  x 微分します。
   
p = f(p) + f'(p) x p' + g'(p) p'
\tag{3}
これを変形して
   
p − f(p) = p' \{f'(p) x + g'(p) \}
\tag{4}
ここで、両辺を
  p' \{ p − f(p) \}
で割ります。(ここがすごい)
  \frac{1}{p'} = \frac{dx}{dp}であるから
以下、  \frac{dx}{dp} = x' と表します。
(4) を割り算して整理すると
   
x' − \dfrac{ f'(p) }{ p − f(p) }x − \dfrac{g'(p) }{ p − f(p) }
これで1階線形常微分方程式
帰着させることが出来ました!
1階線形常微分方程式の解法については
書いています。↓
fukuro-hoho.hatenablog.com

やったぜ!一般解が求まった!

最後に

変数係数の微分方程式は大変ですね…
こういう類の問題もしっかり解けるように
基礎からちゃんとしていきたいです。
数学わかりたい。